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「ようこそ。便利屋同好会へ。」
……あぁ、顔は本当にイケメンだわ。
絶体絶命・四面楚歌なこの状況で、そんな事を思う私はのん気なのか大物なのか。
目の前に立つ、絶世の美男…って言い方があるのか知らないけど、とにかく爽やか超絶イケメンが差し出した手に、私はある種の敗北感と共に自分の手を重ねた。
「賢い選択だね。
これからよろしくね?凪(ナギ)」
ニッコリ笑った部長の美しすぎる笑顔に舌打ちを返しながら、私は心底自分の鈍足を恨んだ。
……事の起こりは数時間前……
…いや、そうじゃなくて。
もっと前にこうなる事が決まってたのかもしれない。
便利屋に目を付けた、あの時から…
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