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「な、何だかわかんないけど、もう謝ったんだから許してあげたら?!」
私はこの重苦しい空気の中、堂々と朔夜にそう言ってやった。
………背中を向けて。
だって、怖くて正面向いてなんて言えないもの!
でも、一度言ったら後は一緒。
私は怯む事なく更に続けた。
…後ろ向いたまま。
「あ、謝った人に罰与えるとか、何様?!
てか、器小さいんじゃないの?!
…男でしょ!」
私は、何だか解らないけど朔夜を止めないと麗牙がタダじゃすまなさそうで…
もう必死にあれこれ言いまくった。
…その時、階段の下でひざまずいてた二人が私の行動に驚いたのか顔を上げた。
そしてその二人の顔が真っ青だった事に気づいた私の顔も、真っ青になった。
…しまった!言い過ぎた?!
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