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☆会議☆
『それでは会議を始める。総司隊務のことを話してくれ。』
『はい、僕たちの隊務が終わって屯所の前に帰った時に隊士が怪しい奴が倒れているって言ってましたので長州藩主の人かと思っていたのですが女の子が倒れていたのです』
薫を指さして言う。
『そなたの名前をなんと言う』
「わたくしは西園寺薫と言います。」
『西園寺君はどこから来たのかね』
「わたくしは遠い未来から来ました。神の天罰を下されてこちらの世界に来たのです」
『『『『はぁ!?未来から?』』』』
「………はい。あの…何か変ですか?」
『変も何も未来からくる奴初めて見たぜ。なぁ新八』
『ああぁ。土方さんよ、薫ちゃんをどうする気だ?』
『総司。お前が責任を持ってあいつを監視しろ』
『もちろん、引き受けますよ。』
『西園寺君それで良いかね?』
「はい。わたくしは皆様のお役に立ちたいのです。」
『薫ちゃんに女中の仕事をやってもらったら?』
「女中?」
『まさか、女中を知らないの?う~ん、お手伝いさんみたいな感じだよ』
「わたくしは女中には向いていません。」
『はぁ!?何故だ?』
「わたくしは西園寺グループの跡取り嬢で、使用人がやっていましたので…」
『なら、屯所から出って行ってもらおう。』「えっ?」
『歳!!わしはそんなことは認めんぞ!!』
『かっちゃん、俺はなそんなグループの女な構っている暇はねぇんだ!!』
『ならよ、監視にしたらどうだ?今長州藩主が京の町をうろうろしとるらしいからよ。薫ちゃんに遊女の役をやらせたら情報とか入るんじゃあねぇ?』
『僕もその意見に反対はしないよ。左之さんの言う通りだからね』
『というわけで、西園寺君あそこにいる監視の山崎に忍びを教えてもらいなさい。』
「はい。分かりました。」
『後で皆1人ずつ名前を言っておくんだ。おっと、わしの名前を言っておかねばならぬな。わしは壬生浪士の局長の近藤勇だ』
壬生浪士の局長近藤勇はいずれは新撰組の局長になるお方だった。
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