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「ま、まさかあ」
真理子が笑うと、奈美もつられて、あっさり笑い始める。
「まあ、冗談だけどね」
「当たり前でしょ」
そう言ってやったものの、真理子は不思議な気分だった。
自分が、いつの間にか、こんなにチョコレート好きになるなんて。
これも八木の影響かと思うと、少しおかしくなってしまう。
「でもさあ、それって八木にもらってるんでしょ?
あいつ、かなり真理子に貢いでるよね」
「貢いでるなんて……。
たくさん買ったから、おすそ分けでしょ」
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