4:身近なところに敵がいる

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光の加減だろうか。 寝転がったままの状態では分からなかったが、机の引き出しが微かに開いているように思えた。 そこには何が入っていただろう。 真理子は四段ある引き出しの中身を、思い出していった。 一段目、二段目。 もう一度見てみても、やはり三段目だけが僅かに前に出ているように見える。 四段目の引き出しは、確かに三段目よりも奥にあるようだ。
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