4:身近なところに敵がいる
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三段目に入っているもの。 そこに収まっているだろう物たちの姿を思い浮かべていく。 いつしか、重みを増した瞼が瞳を覆っていくのを、真理子は止めることなどできなかった。 時計も見ていないので、時間を知る術はなかったが、もうすっかり夜も更けているはずだ。 真理子は眠りに誘われるがままだった。 頭の中では、思い出の物が一つひとつ浮かんでは消えていく。
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