4:身近なところに敵がいる
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「本当?やったあ!じゃあ、美味しいもの買って行くからね。 うん、うん……」 携帯電話を耳に押し当てたまま、奈美は廊下を進んでトイレに姿を消した。 それを見送って、八木は真理子の腕を掴んだまま、奈美がいた教室に潜り込む。 電気の点いていない教室は、かなり薄暗かったけれど、2人は電気を灯すことなく進んでいった。
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