5:境目のない世界
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真理子は息を整えてから、その後を追った。 入ったことのない、孝の家。 彼の話を信じるならば、父親と二人暮らしだというその部屋は、あまりに狭くて汚いので、とてもではないが人を招くような場所ではないのだという。 しかし奈美は、いれたのである。 真理子のことは、出来る限りの理由をこじつけて拒否したというのに。 そう考えると、知らず知らずの内にノブを回す手にも、力が入ってしまった。
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