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真理子は夢の中で制服を着て、高校の下駄箱に立っていた。
すると、その少女がやってくるのである。
少女は高い位置で一つにまとめられた髪をなびかせて、靴を履きかえると、校門に向かって歩き出す。
その後ろ姿を、じっと真理子は見つめている。
それだけの夢だった。
しかし、立て続けに同じ夢を三日も見続けるというのも可笑しなことだ。
真理子は不思議に思いながらも、日記にその事を書き記した。
それ以上のことは、特に考えなかった。
ただの夢。それくらいにしか思わなかったのである。
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