2:夢という名の言い訳

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「きっと、疲れてるから、変な夢をみるんだよ。 こういう時は、甘いものを食べたほうが、いいんだよ?」 真理子はチラリとそれを見たが、手を伸ばすのはためらってしまった。 それでも、八木の好意をむげにはしたくなかったので、恐る恐る一つをつまんだ。 口に突っ込むと、前回味わった驚異的な甘さに、身構える。 しかし、予想していたよりも、甘さは抑えられているような気がした。 「あれ、これってこの前もらったチョコと同じやつ?」 「そうだよ。ハマってるんだ」 もう一つ掴んで、よくよく眺める。 「なんか、この前よりおいしい」
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