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「きっと、疲れてるから、変な夢をみるんだよ。
こういう時は、甘いものを食べたほうが、いいんだよ?」
真理子はチラリとそれを見たが、手を伸ばすのはためらってしまった。
それでも、八木の好意をむげにはしたくなかったので、恐る恐る一つをつまんだ。
口に突っ込むと、前回味わった驚異的な甘さに、身構える。
しかし、予想していたよりも、甘さは抑えられているような気がした。
「あれ、これってこの前もらったチョコと同じやつ?」
「そうだよ。ハマってるんだ」
もう一つ掴んで、よくよく眺める。
「なんか、この前よりおいしい」
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