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「んなムチャ言うなよっ!
ででできるわけねぇだろがよ!
男が男に告るなんつーのは寒いだろよ!?」
「はぁ!?何言ってんだよ!男が男に告るなんて、萌えしかねぇだろが!ヨダレが無限水源バリに出んぞ!?」
「そりゃテメェの頭の中でしか起きてねぇよっ!」
唯一の友人が腐男子なんて…、人選ミスったわ…
「このチキンが」
「っ!い、いいじゃねぇかよ!
すれ違う時とかに、挨拶されたり手ぇ振ってきたりされるだけ満足だし…」
「えぇ!?挨拶とか手ぇ振ってきたりすんの!?お前に!?
…いや~、そいつ肝据わってんな…」
そうなんだ
こんな不良みたいな見て呉れに
誰も(和也以外)近寄って話しかけたり、教師でさえ避ける俺に
手とか振ってきたりするんだよ…
笑顔で俺の顔をちゃんと見て、名前を呼んだりしてすれ違うたびに挨拶してくる
可愛いだろ!?可愛い過ぎるでしょ!?
「お~い、スキンヘッド。顔気持ち悪いぐらい真っ赤だぞ~、全然萌えないからやめて下さ~い」
「るっせぇ!」
少しぐらい幸せに浸らせろよっ!
「そうだっ!和也、今日俺と一緒に昼に売店行こうぜ」
「やだ」
「即答かよ!っち、お前に俺の片想いの奴見せようと思ったのにな…」
「よし、行こう。カメラはCanonでいいか?」
「…写真とんのかよ…」
ふつうに引きました
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