少女-はじまり-

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  「ただいまぁ!」 扉を開け、駆け足で 真っ先に向かったのは、 自分の部屋だった。 なぜ、向かったのか それは、家の中には だれも居なかったからだ。 それにもう一つ、理由があり、気になったことが愛奈の頭の中にあったからだ。 愛奈は自分の机の隣に並んでいる机を見た… (まだ、ある…なにもなくなっていない…) 机の中に、ある教科書やノート、アニメの趣味…各それぞれが、"莉奈のものである"と… (わ、私のお、思い違いよね、うん!) そうして、自分の部屋から1階のリビングに向かって歩いた… そう…この時、何かが起ころうとしていた。
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