少女-はじまり-

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  一階に降りていき、最後の階段を降りたった時、玄関の方へ、目を向けた。 玄関は、かなり散らかっている。急いで家に上がった際、靴を脱ぎっぱなしになっていたのだ。 愛奈は、ふぅ…とため息をつき、 「あ…ぁ、お母さんに怒られる…」 と一言を話ながら、靴棚の扉を開けた。 中には、家族のもの、弟や両親のものもしっかりある。愛奈はさっさと靴をしまい、靴棚を閉め、後にした。 リビングへ向かう時、変な違和感を感じたが、それほど、気にしていなかった…。 …靴棚の中にあるはずの物が………。
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