少女-はじまり-

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  暗い顔なんて、 見せていられない! 「い~る~よー!おかえり!真緒っ」 真緒が暗い部屋のリビングに 入ったちょうどくらいに、 愛奈はそう言った。 「愛奈、ただいま(ニコッ)…あれ?なんで電気付けてないの?」 真緒は暗いリビングだったことについて疑問に思った。 「あ……あ、ごめんごめん。今、点けるから」 そう言って、愛奈は慌てて リビングの電気を付けた。 「じゃあ愛奈っ。喉乾いた。なんかない?」 うぅ……元気なのはいいけど、自分で出来ないかな…なんて… 「はいはい、……えとね、麦茶とオレンジジュースと三○矢サイダーかな?どれがいい?」
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