21人が本棚に入れています
本棚に追加
「あのねあのね!」
サイダーを口に含みながら、
私に話しかけた真緒
「今日、学校でね、ゆーと君がね」
口に入ってるサイダーがこぼれそうで怖い。
「サッカーでカッコ良かったんだぁ~!すごく楽しくて!!」
真緒が興奮して持っていたコップを上にあげた。
……瞬間、
「!……げふげふ!!...」
あぁもうっ!
世話が……やける
「ちょ、真緒!大丈夫!!?口に含んだまま、喋るからよ……」
苦しい瞬間から、
すぐ、元に戻り
「ん……う、うん、大丈夫…」
「あ……」
持っていたコップの中身が
床にこぼれてしまっていた
「愛奈……ごめん、なさい」
「あ、あぁ、大丈夫だよ、片付けるから、大丈夫」
「うぅ……ごめん」
真緒はそういっていた。
ずっと、愛奈の片付けが
終わるまで。
最初のコメントを投稿しよう!