少女-はじまり-

3/35
前へ
/54ページ
次へ
  ただの普通の落書き帳… 他人が見れば、別に忘れていたっていいノートだった。 少女にとっては、重大なノートであった。 それを手にして、ランドセルの中にしまい、教室を出て、下足箱に向かった。 少女は自分の靴をとり、そして履く…少女はひとり思う。 「私の大切なもの。忘れるところだった!あって良かった」 そして、薄暗くなった帰り道を通り、家に帰った。 家には、母親と1つ下の弟がいた。少女と同い年の従妹が1人居てる。帰って今日あった話をした。3人で晩御飯を食べながら…。
/54ページ

最初のコメントを投稿しよう!

21人が本棚に入れています
本棚に追加