初恋の人、キミ

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軽くじゃれあうような行為から始まって、部屋の中がゲームの雰囲気に慣れて来た頃、「じゃあ。一番と六番が布団の中で寝る」と谷はシレッとした顔で言った。 勿論、俺とミアの数字を知ってる上でだ。 二人っきりって、布団の中かよ? 俺を殺す気かと心の底から思った。近くにいるだけで心臓が暴れ放題だというのに。ミアだって顔がさらに強張ってるし。絶対、嫌なはずだ。どうしよう。何もしていないのに振られた気分になった。 「無理だろ」 そう言うしかないだろ。これ以上嫌われたくない。 「ミアちゃんは?」と谷が言うけど、小首を傾げて返答に困ってた。 ヨッシーなんかミアが見てないのをいいことにゴーサインなのか、親指を立ててるし。楽しんでいやがる。 ああ。俺が絶滅してしまいそうだ。 行くしかないのか?
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