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その日も親は家にいなかった。
ミアだけ先に部屋に行って貰った。飲み物くらいは用意しようと思って。
頭の中では、告白する手順を並べていた。ドキドキして、冷蔵庫の扉を一度開け損ねた。
ふと、谷が「ミアちゃんをベッドに連れ込むシチュエーションを考えてやる」とミチオと部室でいちゃつき始めたことを思い出した。
急にミア役のミチオを押し倒した。ミチオもその気なのか俺の名前を連呼するから、スパイクで叩いてやった。
グラスを手に取りながら、少しだけ気が抜けた。
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