面影

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「ねん?ちーねーんー」 「んん…」 むくっと顔をあげると至近距離に裕翔くんの顔 「っわ//ご、ごめん… てか、知念が授業中に寝るなんて 珍しいね、…顔色、悪いし」 僕が体をおこし起き上がると裕翔くんは慌てて僕から一二歩離れてそう言った 「んー、保健室行こうかな」 確かに朝から身体が気だるい。 「じゃ、俺も着いて…」 「裕翔くんはちゃんと授業に出ないとだーめ 保健室証明は付き添いの人はもらえないんだよー」 単位制の僕らの学校には保健室に行ってる間の単位をとるために保健室証明がある 証明書を出さないと欠席か遅刻扱いで、付き添いには絶対くれない 「…伊野尾先生には気をつけてね  授業終わったら行くから」 「うん」 返事をしてヒラヒラと手を振って僕は教室を後にする
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