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「つぅか、いつまで引っ付いてんだ」
亜貴が不機嫌そうに言う。
「えー、なになにぃ?亜貴ったら、親友の私に嫉妬~?」
「べ、別にそういう訳じゃ…」
「亜貴、素直に認めなよ~。男の嫉妬なんてみっともないけど、言い訳はもっとみっともないわよ~」
そういうと、桃子はべー、と亜貴を馬鹿にしていた。
ていうか、なにこの低レベルな争い。
「おい、亜貴~、まだかよ!早くしろよ~」
「ほらほら、篤達がお呼びですよ~」
「うっせ。…はいはい、今行くよ。じゃあ、気をつけて帰れよ」
うん、と頷けば、亜貴は私の頭をポンポン、とし、それからぶつくさ文句を言いながら恭也くん達のところに行った。
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