君と過去

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「今日も暑いねー…」 「あぁ、11月上旬とは言えない暑さだな」 「でしょ?だから私、アイス食べたいの」 「同意。よし、アイス食べ行くか」 ということで、今日はアイスを食べに行くことになった。 この時、寄り道せずに真っ直ぐ帰っていれば、あんなことにはならなかったのに… けれど、この時の私はそんなこと知らない―― 「じゃあ、お母さんに連絡しな…きゃ、あれ?携帯、携帯……」 「ん?どした」 「携帯がない…。学校に忘れてきたのかも。ちょっと私、取りに戻るね!亜貴そこで待ってて!」 「あっ、おい!」 私は後ろを向いて亜貴に言った。 「すぐ戻るから~」 「はぁ、ったく、しょうがねぇな。待てって美和、一緒に――、っ、おい!美和横見ろ!!」 「へ?」 亜貴の方向を向いていた私は、亜貴の大きな声で横を見る。 と目に入ったものは――
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