7人が本棚に入れています
本棚に追加
――大型トラック。
パーーー……
クラクションの音がした。
けど、私の体は反応しなくて、動かなかった。
ドンッ
だけど、何故か視界が変わった。
キィィィ――ドンッ
何かがぶつかった音がした。
だけど、私にそんなに痛みはなくて――
「おい、誰か警察呼べ!」
「その前に救急車を…」
「早くしろっ!」
「大丈夫ですか!?!?」
え?え?なに?なんなの?
辺りを見回すと目に入ったのは――
地面に倒れている血だらけの亜貴。
なんで亜貴が血だらけ――…?
だけど、今の私にそんなことは関係なくて。
一目散に亜貴の傍に駆け寄った。
最初のコメントを投稿しよう!