6人が本棚に入れています
本棚に追加
/30ページ
「先生!どういうことですか!?亜貴、大丈夫なんでしょ?」
「美和ちゃん…」
「………」
「先生!答えてください!先生、先生!」
「美和ちゃん、美和ちゃん!」
波琉さんの声にビクッとしてハッとした。
「あ…、す、すみません」
「いえ」
先生はとても悲しい笑顔で言った。
「いつかはお話しなければならないことでしたので」
「やはり、何かあるんですね」
そういう波琉さんの顔も先生の顔も、深刻そうな顔だった。
だって――
「亜貴くんは――」
「!?!?そんな――」
「……う、そ…」
――この後の先生の言葉は、あまりに残酷すぎる未来を告げるのだから――
最初のコメントを投稿しよう!