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キーンコーンカーン---
「終わった終わったー、帰ろうぜー」
「今日どこ寄る~?」
「私、バイトー」
いつものように、学校が終わる。
周りは帰りにどこに寄るかなどの話をしていて、少し羨ましくなる。
思えば数日前の私も、あんな風だった気がする――
「美~和っ、かーえろっ♪」
友人の桃子に呼ばれ、意識が戻される。
ぼーっとしていたからか、心配そうな目で顔を覗き込まれる。
「だいじょぶ?また、具合悪い…?」
「ううん、大丈夫だよ。心配してくれてありがと」
いつまで、こんなことを続けるのだろうか…。
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