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ｶﾞﾁｬ…
「ただいま、と」
ﾄﾞｻｯ
と、鞄を床に置いてベッドに座る。
「ふぅ…」
この部屋にも、大分見慣れた。
最初、見たこともない部屋――、私の部屋で暮らすのは居心地が悪かった。
だけど最近、段々慣れて、使いこなしている。
「…？ん？」
ふと、机の上に気になるものを見つける。
家族の写真
桃子達と写っている写真
クラスの写真
それぞれの写真が入っているたくさんの写真立ての
1番奥に倒れている
―――桜色の写真立て
見つけた途端、どうしようもない違和感に襲われた――
それはまるで、見てはいけないと物語っていて――
けれど、気がついた時には、手にしていた。
そこに写っていたのは――
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