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『美和、帰るぞ』
『うん、帰ろっ』
『今日どこ行く?』
『うーん…、何処がいい?』
『俺が聞いたのに俺に聞くのかよ…。まぁいいや、歩きながらでも考えられるし。ほら行くぞ。早くしないと、置いてくかんな』
『え!?ちょ、ちょっと待ってよ~!
亜貴~』
「……亜、貴――…?」
ズキンッ
「つぅっ」
頭に激痛が走る。
目眩がして、立っていられなくなる。
と、その時――
コンコンッ
「美和~?用意出来たわよ~」
「お、かあ…さん…」
そして――
バタンッ
「!?!?美和!?!?入るわよ?」
ドアは開く音が聞こえた。けど、私の意識はそこで途絶えた――
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