君と私

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美和のお母さんが入ると見た光景は―― 床に倒れている美和。 「!?!?み、美和!?!?ちょっと美和、どうしたの!?!?美和っ、美和っ」 倒れている美和から返事は来ない。 美和のお母さんは、急いで救急車を呼んだ―― 写真の男の子は、今の私の知らない人。 だけど、前の私は知っている人。 見てはいけないと、物語っていたのは、きっと過去に関係しているから。 皆言うの。 "美和、無理に思い出そうとしなくていいんだよ?" だけど、それでも私は―― それを知らなければいけないの。 それが例え、無意味や損に繋がっていたとしても―― だってね…?私の奥の奥の心が言ってるの。 知らなきゃいけないって。 知ってほしいって。 だから、私は知るよ。 記憶がない部分の、大切な大切な 亜貴との記憶を――
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