3人が本棚に入れています
本棚に追加
/22ページ
少し走ると<スカイラウンジ>と書かれた標札があった。
ドアを開けると人は一人もいなかった。ふと時計を見るとまだ普通なら寝ている時間だった。
薄暗い空に朝焼けが少しずつ広がっていく。夏の日の出は早い。
私の心とは裏腹に空の色はキレイだった。
手に届きそうな空に今にも吸い込まれそうだった。
いつの間にか私はフェンスを飛び越えていた。
このまま飛び降りて死んじゃおうかな?そんな情けない考えが頭をよぎった。
最初のコメントを投稿しよう!