*第1章*

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少し走ると<スカイラウンジ>と書かれた標札があった。 ドアを開けると人は一人もいなかった。ふと時計を見るとまだ普通なら寝ている時間だった。 薄暗い空に朝焼けが少しずつ広がっていく。夏の日の出は早い。 私の心とは裏腹に空の色はキレイだった。 手に届きそうな空に今にも吸い込まれそうだった。 いつの間にか私はフェンスを飛び越えていた。 このまま飛び降りて死んじゃおうかな?そんな情けない考えが頭をよぎった。
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