*第1章*

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「ねぇ、うちで働かない?私の家は、花屋なの。この時期ちょっと忙しくって。」 ユリさんは何者なんだろう。少々の疑問を持ちながらもユリさんについていく以外の選択がない私は小さく頷いた。 30分ほど歩くとそこには商店街が広がっていた。少数だが人もいる。その一番端に花屋があった。<彼方生花店>と書いてある看板がぶら下がっている。 花屋に入り奥の内扉を開けるとそこには花畑が広がっていた。
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