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「何それ。浴衣とか関係ないし…ってちょっとはあるかもだけど。そこに居たのが秋吉だからだし。」
普通あの状況で、あんな事になったら多少なりとも好意があるのだろうか?とか想像しないのだろうか?
浴衣って…確かに浴衣姿の秋吉は可愛かったけれども、そんな浴衣なら誰でもいいみたいな。
女だったからって…俺は女なら誰でもいいみたいな…。
少しくらい自分に好意を抱かれているって疑えっ!
確かに友達作戦でいこうと実行していたが、随所随所に多少好意は示してきたつもりだ。
それがここまで伝わっていないとは悲しさを通り越して笑えてきた。
こんな熱のある病人にこんな状況でこんな間抜けな告白。
ホントならもっとイケると確証を得てから、もっとちゃんとした場所でちゃんとした雰囲気で…。
いや、でも今この状況だったから言えたのか…。
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