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「なんや、食べてくるなら連絡くらいしなっていつも言っとるやろう!」
「あー悪かったって…。」
母が怒り出したので面倒くさくなって車にまだ荷物を取りに行く振りをして外に出る。
「8時過ぎか…。」
腕時計で時間を確認して空を仰ぎ見る。
さて、どうしたもんかな…。
コンビニでも行ってから戻るか…。
そんなことを考えていると、ズボンのポケットの携帯が鳴った。
携帯の画面を見て、ドクンと大きく自分の心臓が音を立てた。
秋吉…。
秋吉から電話がかかってくるなんて事は今ままでにほぼ無かったと言ってもいい。
俺がかけて不在着信を残してしまった時にかかって来るぐらいだ。
そんな秋吉からの着信に一瞬戸惑うも俺は通話ボタンを押した。
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