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「…行くって秋吉今からじゃ足ないだろ？」
秋吉は免許は持っているけど、車も持っていないしペーパーだ。
地元へは電車とバスを乗り継いで帰って来れるが、こんな田舎に向かうバスは恐らく最終が出発してしまった後だろう。
「もう来てる。」
「…はっ！？」
来てるって…なにが…？
「だから来ちゃった！いま佐伯くんちの近くのバス停。」
俺んちの近くのバス停…。
バス停…？
「はぁ！？な、何やってんの！？秋吉！！」
思わず大きな声が出る。
「今から佐伯くんち向かうから待ってて。」
「ちょ、秋吉！？」
俺の話が終わらないうちに電話が切れた。
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