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俺の手のひらに丁度収まる程の片胸を服の上から優しく揉む。
柔らけぇー…。
もっと触れたい。
そんな事を思いながら行為を先に進めようとした時だった。
「やだっ…もうやめ…佐伯くん。」
震える様な秋吉の声が俺の耳に届いた。
ハッと我に返って秋吉の顔を確認すると、瞳に涙をいっぱい浮かべていた。
「泣くほど嫌かよ…。」
気づいたら言葉に出ていた。
「わかんねぇ…なんなんだよ、お前。俺からかって楽しんでんの?手繋ごうとしたら避けるわ…キスしたら逃げるわ。友達って何だよ?そのくせ部屋に誘って…マジ意味わかんねぇよ…。」
付き合う事になってからの秋吉の意味不明な行動が頭に何個も浮かんできて、言葉も整理せず感情のままに俺は秋吉にぶつける。
「…もう、やめよう………付き合うの。」
きっと秋吉は俺の事を好きじゃない。
これだけ拒まれると、さすがにキツい。
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