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それは自分でも気付いていたこと…。
彼女がいて、相手を好きだと思っていても、消せない過去に持った好意の記憶。
常に心のどこかにあって燻ぶっている。
どうにもならなかったからなのか…。
どうにかならないかと未だに思ってしまうからなのか…。
自分の幼い感情のせいで傷つけてしまった女の子。
今でも鮮明に蘇ってくる。
彼女の泣き顔と生々しい火傷。
俺は…その女の子、秋吉美和を多分一生忘れられない。
俺の記憶にずっと居座り続けて。
忘れたくても忘れられない女。
その女、秋吉美和は何故か『お見合いバーベキューパーティー』というその席で俺の目の前に現れた…。
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