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キス未遂のあとにまた2人っきりって…。
てか、秋吉もなんの警戒心もなく俺を部屋にあげて…。
意識されてないって事なんだろうか?
「ご、ごめん……で、でも何で来たの?」
そんな事を考えていると秋吉が問いかけてきた。
「あんなんで電話切られたら気になるし。ま、風邪ひいて一人だと心細いだろ。」
それは確かに本心から思った事だが、本当はこの機会を逃したら二度と秋吉に会えないと考えたからというのが気持ち的にはでかい。
まあ…そんなこと恥ずかしくて言えやしないけれど。
「つっ立ってんのも良くないだろ?寝とけ。」
そんな気持ちを悟られないように俺は秋吉の頭を軽く手の平で叩いて、ベッドへと促す。
「あ、うん。」
俯いた秋吉からは小さな返事。
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