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「ああ。大丈夫だろ。とりあえず配達とか設置の予定は入ってないし、店番だからなんとかなる。」
「でも…。」
片づけが終わって秋吉の側に戻り、そう告げるも心配そうな表情を浮かべたままの秋吉。
ああ、もう…なんなんだコイツは。
ホントに…なんだよ、この気持ちは。
「俺の事は心配しなくていいから。休め。」
可愛いと思ってるとか。
愛しいと思ってるとか。
やっぱ好きだわと思ってるとか。
そんな気持ちを悟られたくなくて、俺は短い言葉をかけ秋吉の頭をくしゃくしゃと撫でる。
すると秋吉は隠れるように顔まで布団をかぶる。
不思議に思いながらもそのまま頭を撫でているとしばらくして布団の中から健やかな寝息が聞こえ始めた。
――――
―――――――……。
「んん…。」
どれくらい時間が経っただろうか。
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