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二人で廊下を走ってると、後ろから声をかけられた。 「コラ! 廊下走るな!転んでケガするぞ!」 聞き覚えのある声に胸が鳴った。 「おはよ~!須藤先生!」 沙紀ちゃんが振り返って言う。 「おはよ。白石、望月。」 笑顔で先生は言った。 「…お、おはようございます。」 先生の笑顔に心臓が壊れそうなくらいドキドキして、吃りながら挨拶すると、沙紀ちゃんの手をギュッと握って走って教室へ向かった。
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