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「望月さん、好きなんだ!付き合ってくれないかな?」
「菊池先輩…
ありがとうございます…でも、ごめんなさい。」
「あの…付き合っている人いるの?」
「いえ!いないです。」
「じゃあ…」
「ごめんなさい。好きな人がいるんです。」
「…そうか。わかった。
朝から呼び出してごめんな。」
「いえ。
あの…、好きになってくれてありがとうございます…」
「うん…。じゃあ。」
菊池先輩はニコって最後に笑顔を見せて、背を向けて歩きだした。
遠ざかる背をみながら「ふぅ」と息を吐いた。
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