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「菊池先輩はいい人だけど、好きとか考えたことないから…」 「もぅ…、葵! あんたこれで断るの何人目? 初めはちがくても、付き合いながら好きになっ ていくこともあるんだしさ。」 「…うん。」 「『蒼ちゃん』が好きだから?」 沙紀ちゃんがいったその名前に、 顔が一気に赤くなる。
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