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「たしかに、『蒼ちゃん』はカッコいいもんね。なかなか越える男はいないか!」 意地悪そうな顔で私の顔を覗きこんでくる。 顔が赤くなっているのが自分でわかり、恥ずかしくて目をそらした。 「かわいいやつめ!」 赤くなって俯いてる私の頭をなでながらそう言うと、沙紀ちゃんは私の腕を掴んだ。 「よし!ホームルームもうすぐ始まるし、教室いこ!」 「あっ、うん!」 私達は走りながら教室へ向かった。
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