2.キミの都市伝説

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「‥鼻血かなぁ?」 顔にも結構な量の血がついている。多分鼻血でも出したから汚れたんだろう。こんなになるまで起きなかったのは、我ながら情けないけど。 とりま、早く片付けなきゃ。血がとれなくなってしまう。 僕は急いでシーツと枕カバーを外す。面倒だけど、早く外して洗わないとね。 その時、僕は寝室の窓が開いている事に気がついた。 寝る前に閉め忘れたのかな? どおりでクーラーが効いてないわけだよ。だからのぼせて鼻血でも出しちゃったんだろう。 やれやれ、全くとんだ災難だ。さっさと片付けて寝よう。 僕はシーツと枕カバーを洗濯機に放り込んで、スイッチを押す。 洗濯機が動き出したのを確認すると、ようやく涼しくなった寝室に戻り、再び眠りに落ちた。
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