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日が大分傾いて、空がオレンジ色になり始めた頃だろうか?
‥微かにだけど、悲鳴が聞こえた。
閉め切って、音が余計に聞こえにくいけど、何故だか、それが悲鳴だってはっきりとわかる。
窓のから外を見てみると、遠くに事件のあった廃工場が見える。
そこに、駆け込む人影があった。
見た限り、特徴的な色の制服、間違い無い。僕の通う学校の制服だ。
「‥まさか!?」
今までの犠牲者もそうだったように、全員がこの制服を着ていた、つまり僕の通うあの学校の生徒だった。
なら‥考えられる事は一つ。
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