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子供たちも揃い、いよいよ甲子園に出発。
はなからテンションMAXな子供たちをよそに、私は阪口さんの助手席で緊張を悟られないように、装うのが精一杯。
沈黙(とは言っても後部座席の子供たちの声で静かではないけれど…)はしないように、でも、あまり突っ込まずにサラっと会話を楽しんでいた。
お互いの子供の事、仕事の話や野球の話。
いつもの、そこらへんに散らかってる話題を、そういえば…、と掘り返しては一笑い。
…やっぱり、阪口さんは素敵だな。
ますます惹かれてしまうのも、仕方のない事のように思えた。
相性、と一言で片付けてしまえば簡単だが、相性の合う人と巡り会えるのは、一生の内に何回あるだろう?
そして、これから先、そう思える人に何人出会えるだろう?
そう考えると、今この時間がとても大切に思えた。
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