世界一を超えて

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日本で一番有名なスタジアム、東京ドーム 今日ここで俺が快挙を成し遂げた プロボクシング世界2階級制覇 たった今、試合を2ラウンド30秒で決めたところだ ?「…こんなもんか…」 今、こんなもんかと発したのが俺、WBC世界フェザー級新チャンピオンになった、北沢闘希だ 人生と言う闘いの中で希望を見失わないようにとつけたらしい ちなみに年齢は20歳17でデビューして依頼12戦12勝12KO 「やったな!闘希!あんな奴に2回目で勝つなんてな!」 この人、俺のジムの会長 特に物語には、関わらないと思う… 会長があんな奴って言うくらい凄い相手なはずだった 戦績は、29戦28勝24KO1敗 1敗は、今の俺との試合 メキシコ人で、ラスベガスなんかでもバンバン試合をやっている 過去にバンダム級で3団体統一してる 3階級制覇で、フェザー級は、7回防衛 元アマチュアで金メダリスト こんなに凄い奴なのに、呆気なく勝ってしまった… 日本人キラーのメキシコ人でメキシコの英雄なのに…呆気なく勝ってしまった 俺は、ただむなしかった 「会長…」 会長「ぉお!?」 「今日の祝勝会パスします」 会長「は!?何を言ってんだよ?」 会長の反応は当然だ、快挙を成し遂げた主役が来ない祝勝会なんて、俺も聞いた事がない 「疲れたっす」 会長「そ…そうか…ゆっくり休めよ」 嘘だった ジャブすらヒットさせてなく、ダメージなどまったくなかった
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