はじまり

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「って…何で居るんだよっ!?」 俺は驚いて振り返り、姿を確かめた。 先の声が俺の幻聴ではなかったからだ。 扉の鍵は閉まっていた。窓だって…。 「窓が開いてたから勝手に入った。」 そうだよな…夏だもんな…。 襲いくる絶望感に拉がれながら 俺は開けっ放しの窓を眺めていた。
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