美緒の心

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彩佳「美緒、今日部活は?」 美緒「行くぅー!」 彩佳「うち、今日さ家の用事あるから行けないんだよね。部長に言っといてくれる?」 美緒「いいけど…。でもなんで?彩佳いないとやだよ~。」 彩佳「しょうがないでしょ?頑張って!」 美緒「OK!」彩佳「じゃっ、うちもう帰るね。」 美緒「うんバイバイ。」 あ~彩佳いないとつまんないよ~。も~いいや! 美緒「こんにちは!」凉介「よっ!今日もやる気満々だね。」 彩佳「そ、そうですか?あと今日彩佳来ないんで。家の用事あるみたいです。」 凉介「了解!じゃあ早速練習しててもらうかな。昨日のやつやってて。」 美緒「はい!」 相変わらず私はテニスLOVEです…。お兄ちゃんに「え~テニス入んの?」 とか言われたけど私はそんなの無視してテニス部に入った。まーそんなことどうでもいいんだけど! 凉介「おっ今日も上手くやってるね。その調子!」 美緒「ありがとうございます。」 凉介「少し休憩する?」 美緒「え?いいんですか?」 凉介「まー一年生だしっ?ちょっとぐらいなら。」 美緒「ありがとうございます。あのぅ屋上行っていいですか?」凉介「あ、うんいいけど…。あのさぁ…俺も行っていいかな?」美緒「はい…。でも他の部員どうするんですか?部長がいなかったら…。」 凉介「大丈夫だよ。俺が居なくたって…。みんな勝ってにやってるし…。」 美緒「あ、そうなんですか…。じゃあ…。」 と言って私は先輩のことを気にせずに一人で歩き始めた…。 屋上にたどり着くための階段を上る。私の上る音に続いて凉介先輩の足音が…。 美緒「着いたー!」 あまりにも新鮮だったため喜びの声をあげた。 そういえば初めてだっけ。この屋上来るの…。
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