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リビングに向かう俺に同じように今起きたのであろう父の和文(カズフミ)が声をかける
「ぅう~す、おはよう粋久(イキヒサ)」
「あぁ、おはよう父さん」
至って普通に朝の挨拶をすませた粋久はそのままリビングに向かった
「はよ」
リビングに着き椅子に座ろうとした粋久に軽く姉の京香(キョウカ)と母の寿子(トシコ)が声をかける
粋久は軽く挨拶を返してからご飯を食べ始める
どうやらさっき粋久を不機嫌にさせた兄は既に学校に行ってしまったようだ
粋久とは違い、頭がずば抜けていい兄はかなり有名な大学に通ってる
なんでそんな兄がいながらも俺は頭が悪いんだろう、なんて事を考えながら新聞を眺めていた粋久はふと気になる記事をみつけた
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