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すると架糸が すかさず、
「大丈夫か?」と声を
掛けてくる。
そして 顔を近づけて
「目を見せて」と いう。
昔から、かっこいいのと
優しいのが取り柄。
勉強も運動も 人並みにはできる。
でも、 上にはいかない。
だが、 架糸のファンは クラスには
たくさんいる。
何処が良いのか、 いつも絵弥華と
笑ってはなす。
こんな事をいいながら、
架糸には凄くかんしゃしている。
架糸に砂を 水で あらい、取ってもらうと、
架糸は自分のハンカチで
私の顔をふき、 「いつも通り美人!俺の
大切な人!」 と言って
笑う。
私は 「嘘つかないで」と笑ってごまかす。
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