BELIEVE

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君のおかげで希望(ヒカリ)が見えた ありふれた言葉だけど本当に『ありがとう』 本当の僕はとても薄弱で いつも独りで泣いていた 心から信頼できる人なんているハズないと それでも君は 信じてくれていた 何もしていない僕を 信じて道標(しるべ)になってくれた 気付かなかったのか 気付かないフリをしていたのか‥‥ きっと信じるのが怖かったんだ‥‥ 希望(ヒカリ)の届かない絶望(ヤミ)の中で 誰を信じていいのかも解らず すべてを疑いながら 唯一、信頼できるのは 自分だけだと まわりの大人は世間ばかりで 僕を見ていない きっと僕が大人全てを否定していたから ウワベだけの付き合いなんて必要ないと だけど君だけは違っていた こんな僕を信頼してくれた ウワベだけじゃなく本音で 手を差し伸べてくれた 振り向くことも出来ずうつむく僕に‥‥ 希望(ヒカリ)が届かない絶望(ヤミ)の中で 独り苦しむ僕を見捨てず 導いてくれた 踏み出せない大きな一歩を 隣で手を引きながら いつもと変わらぬ表情で 微笑みながら 君の優しさが胸に染みる 孤独感が癒えていく 独りでは何も出来ない僕を 励ましてくれてありがとう 暗闇から連れ出してくれて 光を見せてくれて 深く今、君に堕ち行く中で 昨日までの自分に別れを告げた 生きる為に‥ 心から信頼できる 君に出会えたことを この世に生を受けた事を 噛み締めながら 希望(ヒカリ)が届かない絶望(ヤミ)の中から 助けてくれたことに 信じてくれたことに 涙した 産まれ落ちた意味を 自分の存在を 否定せずに生きる事を 信じる意味を 僕は忘れはしないだろう…
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