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「昨日は少し・・・そう、狩りをしていたの。」
アリスは無邪気な笑みを浮かべ、そう言いました。
「狩り?」
「そう。この間、猟師の物語を読んで私も狩りをしてみたくて罠を作ってみたの。・・・まだ、なにもかかってはいないけれど」
アリスは不機嫌そうに頬を膨らませました。
「そうだったの。元気がいいのはいいことだけれど、あまりおてんばしてはだめよ。」
姉はクスクス笑ってアリスをいさめました。
「はーい。」
アリスは間延びした返事をしました。
「アリスがこれ以上お転婆をしないためにも私が見張ってる必要があるわね。今日は見張りをかねて、アリスに絵本を読んであげる。」
姉は一冊の絵本を取り出しました。
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